こんにちは。

ダイレクト出版の爆弾メールを処理していたときのこと(笑)
ふっと気になるメルマガがありました。

 

(以前も同じメルマガが来ていたのですが、その時は「ふ~ん」で読み飛ばしていたのです)

 

そのメルマガでは、

「気仙沼ニッティング」という企業を取り上げていました。

 

メルマガを一部抜粋すると、

 

「常識で考えれば、
1着15万円のセーターなんて
高すぎて誰も買わないように
思えますよね(笑)」

 

ですが、
気仙沼ニッティングという
企業様が販売するこのセーターは
およそ200着もの予約注文が
あるそうです。

 

編み上がるのにかかる時間から計算すると、
10ヶ月先まで予約が埋まっている
ということになります。

 

(ダイレクト出版のメルマガから引用)

 

あなたもセーターやカーディガンをお持ちだと思います。
…が、いくらで買いましたか?

 

15万円は凄いですよね。私のセーターは10分の1くらいです。。。

 

まぁ、そんな話はさておき。

 

10か月分のバックオーダーを抱える

 

…あなたが経営者なら、この言葉の意味が良く分かるはずです。

 

私は、凄くうらやましいと思いました。

 

どんな企業なのか?早速見ていきましょう。

 

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「気仙沼ニッティング」とはどんな会社?

 

まず、

「気仙沼ニッティング」のウェブサイトを拝見させて頂きました。

 

公式ウェブサイトはこちらです。

気仙沼ニッティング

 

公式ウェブサイトにいくつか動画も掲載されていましたので、

今回の記事の意図に一番合った動画を埋め込んでおきます。

 

…「意図」はともかく、

ほっこりした感じになる動画です。是非ご覧下さい^^

 

 

「気仙沼ニッティング」の社名についている「気仙沼」

 

やはり、地名の気仙沼から取ったもののようで
宮城県気仙沼市の企業でした。

 

「気仙沼市」というと宮城県と岩手県の県境にある市です。

 

 

Googleマップのルート検索で調べてみると、

宮城県の県庁所在地である仙台市の仙台駅から車で片道2時間強…

 

ちなみに、

気仙沼市と隣接する岩手県の盛岡駅からのルートでも

ほぼ同じ時間がかかります。

 

気軽に行ける場所ではないというのはイメージ頂けたかと思います。

 

何故、これだけの雇用を維持しつつ受注が絶えないのか?

 

決してアクセスの良くない、

人口もわずか6万5千人の市で、

1着15万円とか、7万5千円という高価な服を作っている企業が存在する。

 

しかも、10か月分ものバックオーダーを抱えて、

従業員募集している…あなたは、不思議に思いませんか?

 

公式ウェブサイトでは、

40人くらいの編み手の方が紹介されていました。

 

つまり、職人さんだけで約40名。

 

会社概要には従業員数は明記されていませんが、

事務職などの従業員を合わせれば約50名規模の企業になりますね。

 

ざっと一通りウェブサイトを

拝見させて頂き、分かったことをまとめると以下の通りとなります。

 

「気仙沼ニッティング」設立の経緯

 

東日本大震災で甚大な被害を受けた気仙沼市。

 

その復興策の1つとして、

コピーライターとして有名な糸井重里さんが

御手洗瑞子さんをリーダー(代表)に指名し、同社を始めた。

 

高品質な職人を育む「手編み」が根付く町、気仙沼

 

もともと、気仙沼は漁業が盛んな町。

 

漁師の奥さんは、

極寒の中漁に出るご主人のためにセーターなどの防寒着を

編むことも多かったそうです。

 

手先の器用な方も多いそうですし、

何より手編み自体が町に根付いているという強みがあった。

 

「気仙沼ニッティング」のビジョン

 

糸井さんと御手洗さんは、

「気仙沼ニッティング」公式ウェブサイトの中で

以下の様にコメントしています。

 

【御手洗さん】

 

『気仙沼ニッティング』は、
その仕事にかかわる人の誇りになるような、
そんな仕事をつくりたいと思っています。

 

私たちは、
「稼げる会社そのもの」を気仙沼にプレゼントしたい
と思っていることです。
それは、資本だけでなく経営の仕組みも含めてです。

 

【糸井さん】

 

「御手洗瑞子は、まず自転車を買いました」

 

いいヘッドコピーですねぇ。メッチャ想像力が掻き立てられます^^

 

…失礼しました。完全に職業病ですm(_ _)m
話を戻して、、、

 

人が大事につくって、
人が大切に使ってくれるものが、
あの震災を経験した東北から育っていく。
つくる人と求める人の間に「敬意」があって、
それがやりとりされていくような関係。
理想論のように聞こえてしまうかもしれませんが、
その逆のような「世知辛い市場」に、
人びとも疲れ果てているのも事実です。

 

(以上全て、「気仙沼ニッティング」公式HPから引用)

 

練り込まれた「気仙沼ニッティング」のビジネス戦略

 

…何か腑に落ちなかったんですよ。

ウェブサイトを見てしばらくした時から違和感を感じていました。

 

それは、

失礼を承知で書きますが「田舎の人のやり方じゃない」ということ。

 

ウェブサイトのデザイン、ロゴもかなり手を掛けているのが分かるし、

それ以上にコラボレーション(JV)やコピー…

 

ウェブサイトでの集客戦術があまりにも洗練されていたからです。

 

「ダイレクト(出版)が絡んでるのか?」とも思ったのですが、

 

バックにいたのが糸井重里さんということと、
現代表の御手洗さんの経歴を調べて納得しました。

 

プロのコピーライターと、

将来を嘱望されている若き実業家が、

 

・気仙沼という街の復興
・更には気仙沼発の新たなビジネスモデルを作るべく立ち上げたプロジェクト

 

それが「気仙沼ニッティング」です。

 

「気仙沼ニッティング」から学ぶ、中小企業のビジネス戦略

 

この記事を読んでいるあなたに、考えて貰いたいことがあります。

 

それは、

Amazonや楽天、じゃらん…といった
大手企業に対抗するにはどうビジネスを進めれば良いのか?

 

その質問に対する答えの1つが

「気仙沼ニッティング」のビジネスモデルにあることです。

 

「気仙沼ニッティング」の具体的なビジネス戦略とは?

 

確かに、

1着15万円のセーターって誰もが買えるものではありません。

 

ですが、売りっぱなしの企業がほとんどの中、

 

ほつれ、虫喰いのときは

 

カーディガンやセーターがほつれたり、
虫喰いで穴が開いたり、
なんらかのダメージを受けた場合は、
気仙沼ニッティングまでご相談ください。
(メールでのご連絡で大丈夫です)
ダメージの状態によっては、有料となる場合や、
修復がむずかしいこともありますが、
できる限り、リペアをさせていただきたいと思います。

 

(気仙沼ニッティング公式HPより引用)

 

「気仙沼ニッティング」では、

商品を基本無償リペアすると明記しています。

 

また、

編み手の方の紹介ページで気になったのが、

 

カーディガンを編んでいただくばかりでなく、季節のお手紙を交換できるようなお友だちができる、そんなうれしさも生まれそう。

 

それでも、心配りあふれるえみこさんのカーディガンがほしいという方は、ぜひ。気仙沼にいらしたときには、えみこさんのお店に立ち寄る楽しみもできますよ。

 

と言ったコメント。

(上記コメントは、いずれも気仙沼ニッティング公式HPから引用)

 

冒頭埋め込んだ動画をよく見ると分かりますが、

製品に、編み手の方のイラストをくっつけていました。

 

つまり、

「気仙沼ニッティング」という1企業が製作・販売している製品ではあるけれど、編み手さん一人一人が商材になっている、ということ。

 

そしてここが再重要ポイントです。

「気仙沼ニッティング」は、
「販売者と顧客との触れ合い・付き合い」を軸にしたマーケティングを行っている

 

これは、
先程例に出した大手企業ではまず無理です。

 

専門スキルが高い人材などそうそう集められませんし、
仮に集めた所で、安売りの数千円から1万円程度のセーターのリペアなんてとてもじゃないが請け負えない。

 

もっと言えば、

 

「販売者と顧客との触れ合い・付き合いを売っているのに、何故大手が間に入るのか?」

と突っ込まれればそれで話は終わりです。

 

・品質に超こだわり、素材から職人まで高品質で揃える
・製品の販売後もキッチリと高品質のフォローをする

 

当然価格は高くなりますが、

本当に良いものを身に付ける人って、その職人さんの人柄も込みでモノを買う訳です。

 

例えば、

オーダーメイドでスーツを購入するとしましょう。

 

最初に店舗を訪れてから、

採寸・仮縫い・納品と、何度も職人さんと顔を合わせる訳です。

 

結果、顔を合わせたときの

職人さんのちょっとした会話や仕草などから職人さんの人間性を

感じ取るものです。

 

だから、リピートする人は

品質だけでなく、職人さんも気に入ったから買うという人も多い。

そういう心理に人はなりやすいものだからです。

 

まとめ:大手が出来ないマーケティング手法で顧客を集める

 

いかがでしたか?

 

大手には適わない…そう思いがちですが、

大手には出来ないことがあります。

 

大手がやったら採算割れでも、

個人や中小がやれば採算ベースに乗ることもあります。

 

人口減とシステム化の促進により、

どんどん雇用は悪化するでしょう。

 

特にオリンピック後は恐怖だと個人的には考えています。

 

Amazonのように、

巨大企業が突如、あなたの商圏を一瞬で席巻してしまうなんてこともあるでしょう。

 

だからと言って諦めるのは論外ですし、

大手と同じことをしていても勝負になりません。

 

答えはこの記事に出ているじゃないですか。

 

途中延々と気仙沼ニッティングの

ウェブサイトや、糸井さん、御手洗さんのコメントを

私が引用し続けた理由。

 

それは、彼らが意図的に仕掛けた戦略を

あなたに1つでも多く見つけて欲しかったからです。

 

大手が出来ないビジネスに今のうちから取り組み、

しっかりとした基盤を作っていきましょう^^

 

 

それでは。

 

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